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キッチンカー「のり弁革命」急増中 社会復帰を目指す若者たちが「店主」だった

TABLO / 2023年6月3日 10時4分

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都内を走るキッチンカー。

東京都新宿区の定食酒場食堂の弁当をキッチンカーで展開する「のり弁革命」はキッチンカーが急増中で出店場所探しに日々奔走しています。
キッチンカーを支えるのは、鬱病に苦しんだ人生をリセットして新たな挑戦する若者達でした。テレアポのブラック企業で苦しんだ中元 稜さんは、こう語ります。

「営業スキルを学びたくて、セミナーを受講したら、知らないうちに僕はテレアポの会社に売られていたんです。閉鎖的な空間でノルマ管理されるロボットのような生活で鬱病を発症し、仕事を辞めました。前から知り合いだった中井竜之介さんが、キッチンカー事業を始めるというので、手伝うことにしました。太陽の当たる場所でお弁当を売るのうちに気持ちも晴れてきました。無添加の料理を食べて身も心も健康になってきました」研修を終えて一台のキッチンカーを任されたら一国一城の主。

「独立開業を視野に入れて頑張るという未来への目標もできました。過去の呪縛から離れられるのです。」と話しています。銀行に勤務していた坂本美星さんは、理不尽な上司の『オレ様ルール』に支配され、苦しみました。パワーハラスメントから、ストレスが溜まって鬱病発症。


「いつも無気力で倦怠感に苦しみました。『カントリーマアム』『アルフォート』等をファミリーパックで買って爆食いするというお菓子依存症でした。弁当販売のバイトは経験ありましたので、社会人としてリセットには最適でした。キッチンカーで屋外で販売するのは楽しいです。定食酒場食堂の天野雅博さんから『泣きたい時はたくさん泣けばいい』と言われて気持ちも楽になりました。無添加の料理を食べる規則正しい生活からお菓子依存も卒業できました」と話しています。

「のり弁革命」 を展開するGIS Japan株式会社代表取締役の中井竜之介さんは「麻布メンタルクリニックの前の駐車場に出店場所をお借りすることができたので、治療と社会復帰を組み合わせることもできますし、キッチンカー購入費用を弊社が立て替える独立支援制度もあります。キッチンカーの出店場所をおさえて転貸する業者も多いので、出店場所探し、コスト削減にも日々苦労しています。ボランティアの方々にも助けられています」と話しています。(文@霜月潤一朗)

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