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意思疎通の不十分さ指摘 巡視船座礁事故で運輸安全委

共同通信 / 2024年4月25日 10時0分

 運輸安全委員会は25日、2023年に新潟海上保安部の巡視船「えちご」(3133トン)が座礁した事故の調査報告書を公表した。航海長が年齢の離れた部下との意思疎通に苦手意識があるなど、情報共有が不十分だったと指摘。警報の設定を有効活用できていなかったことも明らかにした。

 事故は23年1月18日午前6時半に発生し、けが人はいなかった。報告書によると、えちごの航海長は当直中、新潟県柏崎市の椎谷鼻灯台に不具合があると思い、状態を調べるため船長に報告せずに船を接近させた。灯台が消えていることを確認して海上保安部に連絡している際、船が流されて浅瀬に乗り上げた。

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