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パチンコ新機能「ラッキートリガー」が大好評。ホール関係者が「好評なのに甘くできないワケ」を暴露

日刊SPA! / 2024年3月23日 8時29分

 さらに、LT機のゲーム性を考えると、特に小規模店、少台数導入のお店は甘くできないとA氏は言う。

「とあるお店で1台だけ導入した『バカボン』が初日、2日目と立て続けにLTを引いて、2日連続でお店側が赤字になったそうなんです。大量導入しているなら1台や2台、赤字の台が出てもトータルで利益が取れるから大した問題ではないですが、少台数の場合はそうもいかない。だから甘くできないんですよ。当然、機械代は回収しないといけないし、毎月のノルマがあるなかで、いきなり赤字からスタートしたら落ち込みますよね(笑)」

 少台数しか導入していないお店にとって、一撃性が高いLT機は出玉率が安定せず、時として赤字になることもある。つまり、お店にとってもギャンブル台ということか。

「甘く使ったらそうなりますよね。お客さんが負けた時に『今日は打たなきゃよかった』と思うのと同じ感覚で、ホールもお客さんとの勝負に負けて『導入しなければよかった』までありますから(笑)」

◆甘デジを甘く使うホールはほぼ皆無!?

 少台数の機種は甘く使われにくいということだが、たしかに現状、ホールの主力機種となっている「エヴァ」や「リゼロ」、「大海物語5」などはすべてミドルスペック。甘デジを主力機種にして甘く使っているホールは少ない。

「甘デジの台を甘く使ってるお店ってほぼないですよね(笑)。やっぱり確率が高い分収束しやすいから、甘くすると上手い人に狙われます。もし、『エヴァ』くらい甘く使うとなると玉粗利(一発あたりの利益)で18銭くらいなんですが、甘デジの平均稼働が1日あたり2万発(打ち込み玉数)なので、2万発×0.18円で1日の粗利が3600円。すでに機械代を回収しているならまだしも、さっきの『バカボン』みたいに、導入から2日連続で赤字になって、それ以降、1日に3600円づつしか利益が取れなかったら、機械代を回収するのに何日かかるの?って話ですよね」

◆今後人気タイトルのLT機も登場するが…

 予想以上の稼働はあったものの、やはりホールの主力機種なる可能性は低いLT機。4月には大ヒットシリーズの『大工の源さん』や『必殺仕置人』も控えているが、ホールとしてはそれよりも期待している機械があるそうだ。

「『大工の源さん』や『必殺仕置人』に関しては実機を見ましたが、けっこう良さそうでしたよ。『源さん』は焼き直しではなく、演出も新規で作っているし、『仕置人』も今回はステージがあるので、前作のスランプ(回りムラ)が酷くて不評だった点が改良されています。でも今のところ、どちらもあまり売れていないみたいですね。どこのホールさんも、パチンコに関しては4月の『牙狼』と7月発売の機械に期待しているので、そっちに予算を回すつもりかもしれません」

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