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Androidスマホに新搭載、生成AI「Gemini」の凄さ Googleアシスタントから切り替えられるように

東洋経済オンライン / 2024年3月12日 12時10分

GoogleアシスタントからGeminiに切り替えるユーザーが徐々に増えている。右のPixel 8側のアシスタントがGeminiだ(筆者撮影)

2月に、グーグルは生成AIのブランドを「Gemini」に統一した。2023年から提供を開始していたチャットボットの「Bard」も、現在はGeminiという名称に変更されている。ブランド変更を機に、グーグルはスマホ用アプリを投入。ユーザー全員に行き渡ったわけではないが、Androidの共通機能として搭載されていた「Googleアシスタント」の代わりに、スマホの音声アシスタントとしてGeminiを利用できるようになった。

【画像】Geminiを呼び出し、本連載で取り上げるネタを3つ挙げてもらった。こうしたブレインストーミングが簡単にできる

Googleアシスタントと同じように音声や画面タッチ、ボタン操作で起動できるAndroidのGeminiだが、スマホに統合されたことで、ブラウザー版にはなかった使い勝手も実現している。閲覧中のページを要約したり、メールに沿った返信を書いてもらったりといった操作が、スムーズにできるのはスマホ版ならではと言えるだろう。生成AIを活用しているだけに、Googleアシスタントよりも返ってくる回答は文章としてまとまっている。

一方で、Googleアシスタントにあった一部の便利な機能にまだ対応していないのは難点だ。グーグルは、GoogleアシスタントとGeminiを併存させているため、当面は使い分けるのがいいだろう。ここでは、Android版Geminiを活用するためのテクニックや、Googleアシスタントとの使い分け方法などを紹介していきたい。

簡単に呼び出せるようになった「Gemini」

グーグルは、元々Bardとして提供していたチャットボットをGeminiに改称したほか、有料クラウドサービス「Google One」の上位プランに加入すると、「Gemini Advanced」というより高性能な生成AIを利用できるようになった。また、AndroidやiOS向けには、Bard改めGeminiのアプリを展開している。ただし、日本のAndroidスマホではまだGeminiアプリそのものはダウンロードできない。Gemini Advancedも、日本語には未対応だ。

現時点では日本で未対応のサービスも多いが、Androidであれば、アプリなしでもいち早くGeminiを体験することが可能だ。2月から、Googleアシスタント利用時に、一部のユーザーに対してGeminiの利用が可能になったメッセージが出ている。筆者も、「Galaxy Z Fold5」と「Pixel 8」の両方にこれが表示されたため、Geminiを有効にしてみた。利用を開始すると、音声アシスタントがGoogleアシスタントからGeminiに置き換わる。

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