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憧れのタワマンライフ「快適に」暮らす7つの心得 新生活スタート前に押さえておきたいポイント

東洋経済オンライン / 2024年4月5日 11時10分

ペットと快適に暮らすためにも、ルールを守り、適切なモラルのもと行動することが求められる。

コンシェルジュはどう利用する?

心得その5:駐車場・駐輪場の希望を出しておく

駐車場・駐輪場は、「平置き」を希望する方も多いのではないだろうか。

しかし人気の区画は空きがないことも少なくない。希望の区画に入りたい場合は、あらかじめ先着順のウェイティングリストに申し込みをし、順番待ちという形を取ることがおすすめだ。

入居時に車や自転車などを所有していなくても、後々使用する可能性があるなら早めに申し込んでおきたい。

心得その6:コンシェルジュを頼りすぎない

充実した設備・サービスが利用できるタワマン暮らしで、心強いのはコンシェルジュの存在だろう。

来訪者対応や共用設備の予約、宅配便の預かりやクリーニングの取り次ぎなどさまざまな対応を行ってくれる。

外出時、帰宅時などの声かけはコミュニケーションとしてだけでなく、不審者がいないかどうかを見守るセキュリティ的な意味合いも持つ。

ついつい頼ってしまいがちだが、コンシェルジュはマンション「全体」のサポートを行ってくれる存在であることを忘れてはならない。

たとえば専有部分の不具合確認を依頼したり、クリーニングの依頼時に個別に住戸まで届けてもらったりすることは「私的利用」と見なされ問題となる可能性もある。

サービスとしての対応範囲をあらかじめ確認し、頼りすぎないことも心得として挙げておく。

入居したら管理組合活動に関心を

心得その7:管理組合活動に関心を持って参加する

最後のポイントとして、管理組合活動に関心を持つことを推奨したい。

そもそも区分所有のマンションになった時点で、管理組合は設立している。マンションによって少し差はあるものの、引き渡しが終わった5~6カ月後のタイミングで設立総会が開催され、予算の承認などが進められていく。

「入居したばかりだし、1期目は理事を見送ろう」と考える方も多いかもしれない。しかし管理組合にとって、1期目は大きな意味を持つ。

マンションでは2年目まで、定期点検という形で分譲会社のアフターサービスを無償で受けることができる(2年目以降もアフターサービスは続くが、分譲会社が定期点検を行う期間は2年目までが多い)。

2年目までの定期点検を最大限有効活用するために、利害関係のない第三者による点検を行うためには、総会で決議を取る必要がある。

理事会の対応がうやむやなままでは、いざ何かあったときに対応できず、気づいたら保証期間内の2年を過ぎてしまっていた、ということにもなりかねない。

ここでしっかり対応しておけば、後々やってくる大規模修繕工事を延期できる可能性も高くなり、引いては修繕積立金の軽減にも役立つ。

その意味で、マンション全体の資産価値向上にも影響する、大切な1期目。

新生活スタートと同時に自ら理事に立候補することこそ、タワマン生活を充実させる最大のポイント、心得であるとお伝えしておく。

長嶋 修:不動産コンサルタント(さくら事務所 会長)

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