2018年の「ブレイクタレント」を振り返る

2018年12月12日更新

師走に入って、この1年を振り返るさまざまなランキングが発表されている中、昨年と今年を比べて出演番組が増加した「ブレイクタレント」のランキングも発表されました。このランキングをもとに、2018年に活躍した芸能人を振り返っていきます。

「2018ブレイクタレント」とは

メディアの調査・分析を行うニホンモニターが、2018年1月1日から11月30日までの期間にタレントがテレビ番組へ出演した回数を集計した「2018タレント番組出演本数ランキング」。この集計データをもとに、昨年と比較して番組出演本数を最も増加させたタレントを「2018ブレイクタレント」として発表しています。

「2018タレント番組出演本数ランキング」の調査概要

調査項目 タレント番組出演本数(出演番組の放送回数分をカウント)
調査期間 2018年1月1日~11月30日
対象局 NHK総合 / 日本テレビ / テレビ朝日 / TBS / テレビ東京 / フジテレビ(東京地区地上波オンエア分)
・グループ出演と個人出演の合算にて集計
・アナウンサーは対象外とする
・通販番組出演者は対象外とする
・再放送番組は対象外とする
・ナレーション出演は対象外とする

「2018ブレイクタレント」TOP10

中井りか(NGT48)

増加番組数208
2018年 番組出演本数 257
2017年 番組出演本数 49

“炎上女王”としてブレイク

NGT48のデビューシングル「青春時計」(昨年4月発売)ではセンターを務め、2017年の総選挙では前年の圏外から23位に急上昇した中井。正統派アイドル路線を歩むと思われたが、今年の元日のSHOWROOM配信から流れが一変。アンチからのコメントに「元日から嫌いな人の配信を見て楽しいですかー?彼女でも作って初詣に行ってくださーい!」と煽ったところネットは大炎上し、そこから一気に“炎上女王”としてブレイクした。

“ポスト指原莉乃”として増す存在感

「指原は、スキャンダルを利用しつつ、良くも悪くも話題性がある存在として、知名度を上げてきたわけですが、中井りかも近いものがあります。SHOWROOMでの配信中に中傷するようなコメントがあると、アンチ呼ばわりして煽ってみるなど、明らかに炎上を狙っている言動も多い。決してクリーンなイメージでは行かず、“ダーティーでもいいからとにかく話題になる”という方向性はまさに、指原イズムです」

「AKB48世界選抜選挙」の会場をざわつかせる

ナゴヤドームで開催の「AKB48世界選抜選挙」。37位にランクインしたNGT48の炎上娘中井りかが”やっちまいました”とコメントし、会場がざわついた。
「木曜日にですね、4人の記者さんに囲まれまして、突撃取材を受けてしましました。いわゆる文春砲です。悪目立ちするとこういうことになるなと心に沁みました。やっちまいました、すみません!」と暴露。

“炎上キャラ”は確信犯?

これまでファンに向かって中指を突き立てたり、「メンバーは普通に仲悪いですよ」「総選挙に勝てるならパンツでもなんでもあげますよ!」「人の悪口を言ってる時が一番楽しい」などの暴言がやたら目立ち、今年の総選挙直前にも目標を聞かれて「お金もらえればなんでもいい」と答えるなど、炎上キャラを模索してきた。
「昔から彼女を見ていれば、注目されたいがために無理をしているのはわかることで、『総選挙前だけファンへの塩対応をやめる』と、わざわざ言ったこともありました。ただ、『炎上発言の火の調節がわからないから火だるまになってみる』とも言っていて、彼女の確信犯的な行為を理解しようとするファンも一定数いる」という。

ノブナガ

増加番組数178
2018年 番組出演本数 178
2017年 番組出演本数 0

『青春高校3年C組』レギュラー出演で本数急増

お笑いコンビ・ノブナガは、4月にスタートした『青春高校3年C組』(テレビ東京)の通しレギュラー(教育実習生)を勝ち取り、昨年の0本から一気に出演数を伸ばしています。

ノブナガは岩永達彦と信太優人が組む太田プロダクション所属のコンビ。二人とも93年生まれと超若手だ。
さらに彼らは事務所経由ではなく、番組プロデューサーにツイッターを通じてオーディション参加を直談判。勝手な行動に事務所から叱咤されながらも、レギュラーを勝ち取り、めでたく願望を果たした。

『青春高校3年C組』の企画でメンバーが謹慎に?

彼らは、おぎやはぎやバカリズムらとともに、若者から絶大な人気を誇るバラエティ「青春高校」のサブMCとして活躍。しかしメンバーの信太優人のみが、夏頃から突然、姿を見せなくなっている。
以前、番組の企画で、バンジージャンプを跳ぶという企画がありました。そこでは、高所恐怖症の女子高生を含めた出演者ほぼ全員が、頑張ってチャレンジしたものの、信太のみ逆ギレしながら最後まで跳ぶことを拒否。この行動が他の出演者の反感を買い、降板危機となっている噂が流れています。通常、こういったトラブルが起きた場合、所属事務所が間に入るのですが、ノブナガは『青春高校』の開始前、事務所を通さずに直接Pに連絡しレギュラーを獲得。これは業界でご法度とされており、太田プロは激怒したと言われています。

丸山桂里奈

増加番組数164
2018年 番組出演本数 198
2017年 番組出演本数 34

「国民栄誉賞受賞のおバカタレント」という唯一無二の存在感

3位にランクインしたのが、「国民栄誉賞受賞のおバカタレント」という唯一無二の存在感を発揮して、昨年の34本から一気に198本まで増加させた元なでしこJAPAN・丸山桂里奈だ。
「オフサイドのルールを知らず、ゴールポストに隠れてゴールを狙っていた」、「(イエローカードなどの)累積を病気の一種だと思っていた」など現役時代の衝撃エピソードを披露したかと思えば、「元カレ全員がリベンジポルノを持っている」などと発言し、おバカキャラとしても急速にお茶の間に浸透。「サッカーW杯ロシア大会で日本代表はグループリーグ3戦全勝」の予想が外れたため、「お尻出します」という“珍公約”を実行するなど、必要以上のポジティブさで注目を集めている。

過去にはブログで大炎上

「現役を引退し、バラエティタレントへの転向を果たした後の丸山は、おバカキャラへ上手にシフトチェンジしていますね。元東京電力社員ということもあり、東日本大震災直後にはブログで東電を擁護するようなコメントを残して大炎上したこともありますが、現在は『彼氏に8股もされていたが、自分は2番目だった』『元彼にマッパの写真を撮られた』など、その発言内容もライトなテーマに仕立てています」

女芸人からの嫉妬で今後の活動に影響も?

丸山にとって“今そこにある危機”とは──。
「女芸人たちからの嫉妬ですよ。丸山が番組でオイシイところを全部持っていってしまうので、立場の近い女芸人としてはたまったものではなく“総スカン”の可能性すらある。今後は共演者の女芸人も活かしていかに番組内で“共存”できるかが彼女の課題となってくると思います」

フットゴルフワールドカップ日本代表に選出

元日本女子代表(なでしこジャパン)FWの丸山桂里奈が、12月にモロッコ、マラケシュで開催される第3回フットゴルフワールドカップの日本代表に選出された。
日本代表枠は、男子カテゴリーが14名、46歳以上の男子が参加するシニアで2名、女子で2名の合計18名となっており、丸山はこれらと異なる「特別枠」での選出となる。各国ともにこの「特別枠」では、過去にサッカーW杯で活躍したレジェンドをメンバーに入れており、丸山は2011年の女子W杯で優勝メンバーだった実績を買われた結果となった。

村上佳菜子

増加番組数156
2018年 番組出演本数 194
2017年 番組出演本数 38

昨年10月からはトーク番組のMCも

村上は14年のソチ五輪に出場し、結果は12位と振るわなかったが、女子のトップフィギュアスケーターとして活躍。17年3月で引退し、プロスケーターに転身すると共に、芸能界に進出した。昨年10月には、日本テレビ系のトークバラエティ番組『メレンゲの気持ち』のメインキャスターに就任するなど、“天然キャラ”全開で人気を博している。

人気の理由は“バラエティ適正”や天真爛漫さ

フィギュア解説も先の平昌五輪でソツなくこなせる一方で、レギュラーを務める『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)では、まだカンペのセリフを噛むことはありますが、それも込みでチャーミング。MCの久本雅美に『ゴリラ』とあだ名をつけられても、すぐゴリラの顔まねをするなど、アスリートだから、という変なプライドはありません
「現役時代“氷上のあやや”と、ソロアイドル・松浦亜弥に似ていることから注目を集め、実力も“浅田真央の後継者”と呼ばれた逸材。しかし、彼女のポテンシャルは、芸能界でも存分に発揮され『躍る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した際には、スケート靴のヒモをきつく縛っていたところは、男性のように毛が生えているという話で爆笑をさらい、4月20日に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)では、週替わりの天の声を務め『オリンピックより緊張します』と手慣れたバラエティコメント。天真爛漫な笑顔も視聴者ウケがよく、いまや人気タレントの仲間入りです」

「不思議な魅力がある」ネット上では絶賛する声も

ネット上の評判を見ても村上に対しては、「しゃべりは上手とは思わないが、世間ずれしていないところが人気があると思います」「美人過ぎないところも、同性の反感を買わないポイント」「幸せな結婚をしてもらいたい。そう思わせる、不思議な魅力がある」と絶賛する声が大多数。中には、「素直で性格が良さそう。笑顔がかわいいですね。安藤(美姫)さんや荒川(静香)さんより断然好きです」
と、他のスケート選手と比較した場合に、その自然な魅力が際立っていることを示す意見も見られた。

長嶋一茂

増加番組数146
2018年 番組出演本数 255
2017年 番組出演本数 109

知名度のわりにギャラが安価な「新視聴率男」

「一茂さんが出演すると平均視聴率が2%上がると言われ、各局の企画会議で名前が挙がる頻度は格段に増えています」(放送作家)
「一茂さんはその直前に放送された番組にも出演して12.3%でした。2桁台を出すのが難しくなったテレビ業界で彼は貴重な存在。もともとは今年2月、平均視聴率5%前後の『徹子の部屋』に出演した際に7%を叩き出してから、各局から注目されるようになりました。ゴールデン帯のギャラも70万円と知名度の割に安価なのも強みです」(テレビ朝日関係者)

白黒はっきり言っても自然体で憎めないキャラ

悪いことは悪いといい、ダメなものはダメとはっきり言う。ことスポーツに関しては一本筋が通っていて、その軸はぶれず潔ささえ感じさせる。熱く語る時は熱く、怒る時は顔色を変えて怒り、そしてよく笑うため、感情が伝わりやすい。礼儀正しく真面目なのだが、自由奔放でどこか抜けている。決してコメントが上手いわけでも、人に受けよう、笑わせようとしているわけでもなく自然体。だからこそ憎めない。

他人を悪くこき下ろす発言はしないという安心感

「一茂さんのファンは、比較的年齢層が高い印象です。それこそミスター(父の長嶋茂雄)の活躍を知っている世代が、“やんちゃ坊主”を見るような気持ちで応援しています。怖いものなしで好き勝手に物申す姿が、むしろかわいらしく映ってウケているんでしょう」
「“育ちがいい”というか、“金持ちけんかせず”というか、他人を悪くこき下ろすような発言はしないという安心感があります。毒舌がウケる人(タレント)は、たまにアクセルを踏みすぎてしまうことがあってハラハラしますが、彼の場合はちょっと天然も入っているから、“炎上”には繋がらないだろうと、安心して起用できるんです」

ひょっこりはん

増加番組数137
2018年 番組出演本数 137
2017年 番組出演本数 0

「マネしたくなる」芸で一気にブレイク

彼のネタは、隠れている場所から「ひょっこりはん!」という掛け声とともに、顔を不意に出すさまで笑いをとるというシンプルなもの。
しかし、バランスボールの陰から絶妙な表情で顔を出したり、ボードの左右どちらから顔を出すかクイズを出し、上から出すというスカシのテクニックを使ったりと、ありとあらゆるバリエーションが用意された、まぎれもないプロのネタです。
その一方で、佐々木希さん、SKE48松井珠理奈さん、斎藤工さんなどの芸能人が、ひょっこりはんのネタをSNSやテレビでマネしています。さらには、赤ちゃんや子犬が、物陰からひょっこり出てきたところを撮影し、後から ひょっこりはん という言葉をあてた動画もSNSで話題に。

白石麻衣ら女性芸能人がマネして認知度が上昇

人気にさらなる火をつけたのは女性芸能人の存在だ。綾瀬はるか、白石麻衣(乃木坂46)、長濱ねる(欅坂46)らがテレビやSNSで“ひょっこり”してくれたおかげで認知度は一気に高まった。「『かわいい子がやったら…』とか漠然と思っていた。本当にやってくださって、むちゃくちゃ感謝してます。頭が上がらないです」と感謝の言葉を口にし「白石さんは最初に会ったときに『うわっ! 本物だ!』って言ってくださった。『逆、逆!』って感じですよ(笑)。すごく違和感ありました」と苦笑いで明かしてくれた。

「流行語大賞」にノミネートされるも…トップ10入りならず

ひょっこりはんが3日、自身のTwitterを更新。「2018年新語・流行語大賞」から落選した心境をつづった。
ひょっこりはんは「2018年新語・流行語大賞」ノミネート語30ワードに選出。お笑い関連から選出されたのは「ひょっこりはん」1語のみだったこともありトップテン入りに注目が集まっていたが、残念ながら選外となってしまうのだった。

「Yahoo!検索大賞2018」のお笑い芸人部門賞を受賞

お笑い芸人の「ひょっこりはん」さんが「Yahoo!検索大賞2018」パーソンカテゴリー・お笑い部門賞を受賞した。
2019年の活動については、「世界の人にも発信したいなと思ってるんですよ。このポーズは世界にも通用すると思うので」と海外進出を目標にしていることを明かした。「はい、ひょっこりはん」のギャグを続けていくとしたうえで、「まだ(ギャグをアレンジする)プランあります。これだけでいこうとは思っていないです」と話した。

ガンバレルーヤ

増加番組数124
2018年 番組出演本数 202
2017年 番組出演本数 78

人気バラエティ番組に次々と出演

2018年上半期で、急激にブレークした女性芸人といえばガンバレルーヤだ。もともとは大阪で活動していたが、2017年5月に上京。日本テレビ系『内村てらす』などの出演を経て、最近では『世界の果てまでイッテQ!』(同)に準レギュラーとして出演、そのほか『アメトーーク!』(テレビ朝日系)『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)など、名だたるバラエティー番組に次々と出演している。
「ひと目でお笑い芸人だとわかるファニーでキャッチーなルックスと、どんな企画にも体当たりでチャレンジする姿が、老若男女に受けているようです。素朴な雰囲気に癒やされるとの声も多いようですね」(テレビ局関係者)

『内村てらす』出演がブレイクのきっかけ

12月10日に決勝戦が行われる、女芸人の中から最も面白い“笑いの女王”を決める『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)の準決勝に駒を進めるなど、着実に結果を残している。
「それも、やはり内村光良さんのバックアップが大きいと思いますよ。もともと昨年2月の『内村てらす』(同)で彼の目に留まったことが、ブレークの始まりでした。当時は、おかずクラブやニッチェがこの“デブブサイクタレント”枠を争っていましたが、一気に抜き去った感じですね」(バラエティ関係者)

ブレイクの証? 『FRIDAY』で“熱愛”を報じられる

11月7日発売の「FRIDAY」(講談社)が、お笑い芸人ガンバレルーヤ・よしこ(28)らの熱愛(?)報道をスクープした。ガンバレルーヤのよしことまひる(25)、そして兄弟お笑いコンビのミキ・亜生(30)と昴生(32)の4人が、東京・中野の深夜の路上で、まるでダブルデートのようにイチャイチャしていたのだという。
このダブルデートがスクープされると、よしこはTwitterで「一部週刊誌でミキ亜生さんとの熱愛報道がありましたが、亜生さんとは先輩後輩の仲で、尊敬している先輩の一人です。交際している事実は一切ございません」とコメント。まるで大物女優の熱愛発覚かのような文面で否定するという芸を会得し、ファンを笑わせている。

よしこ「下垂体腺腫」治療のため一時休養

11月16日、よしこが「下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)」治療のため一時休養することが発表されました。

事務所によるとよしこは、人間ドックを受診した際にホルモン産生の良性の腫瘍が見つかり、担当医師と相談した結果、腫瘍を取り除く手術をうけることになった。当面の仕事および復帰時期については、術後の経過をみて医師の判断に従い調整していくとしている。

復帰時期については不明ですが、年内復帰を目指しているようです。

永野芽郁

増加番組数122
2018年 番組出演本数 166
2017年 番組出演本数 44

着実にキャリアを積んで朝ドラ『半分、青い。』のヒロインへ

永野は2009年に子役で女優デビューしていますが、NHK大河ドラマ『八重の桜』(13年)、『真田丸』(16年)に出演したり、鈴木亮平主演映画『俺物語!!』(15年)でヒロインを務めたりで、場数を踏んできました。昨年は映画『ひるなかの流星』で主演したほか、『PARKS パークス』『帝一の國』『ピーチガール』『ミックス。』といった話題作に、いずれも重要な役どころで出演し、着実にキャリアを積んできました。ドラマでは、深夜帯ながら、テレビ東京系『こえ恋』(16年)で主演し、『僕たちがやりました』(フジテレビ系/17年)ではヒロインに起用されるなど、朝ドラの撮影に入るまでに、十分なステップアップを図れたことが大きいでしょうね。
今回、ドラマの世界でも実績をつくったことで、今後は映画、ドラマ、CMなど各界から引っ張りだこになるのは間違いないでしょう

共演者からも愛される女優

鈴愛の母親役である松雪泰子は、今年8月中旬のクランクアップ後、Instagramに永野との2ショットを投稿。「先日半分青い撮了 めいちゃん本当にお疲れ様!」という文とともに、永野と食事する様子を写した“美しすぎる母子ショット”を公開して話題を集めた。
共演時の関係性を発展させ、その人と積極的に向き合いコミュニケーションを図ろうとする姿勢も、永野が多くの共演者から愛されている理由なのだろう。

『半分、青い。』で共演した志尊淳も永野の天真爛漫さに魅了されたといいます。

「芽郁ちゃんは、以前にも映画『帝一の國』などで共演したことがありますが、感情の振れ幅もしっかり表現できることが素晴らしいな、といつも感じています。まだ18歳ですが、女優として現場に意見をしっかり伝える姿勢も見えたりして。僕が18歳のときは、そんなことはできなかったから、すごい女優さんだ、と思いましたね」

「今年一番の出世魚女優」1位に選出

女優の永野芽郁と俳優の田中圭が「今年一番の出世魚女優・俳優」ランキングで1位に輝いた。
マルハニチロ株式会社が2018年10月25日~10月27日の3日間で、全国の15歳~59歳の男女に対し、「今年の食生活に関する調査」をインターネットリサーチを実施。その中でも「魚」に紐づけ、「ぐんぐんと成長し、飛躍を遂げる『出世魚』のイメージに合う芸能人は誰か」という質問に対し1000名の回答を集計した結果に基づくもの。

滝藤賢一

増加番組数108
2018年 番組出演本数 169
2017年 番組出演本数 61

朝ドラをはじめ数々の注目作に出演

1998年から俳優・仲代達矢主宰の「無名塾」に9年間所属。「無名塾」といえば役所広司や若村麻由美らを輩出した仲代の私塾で、入所試験の倍率の高さや稽古の厳しさには定評がある。
演劇の世界で身を立てていくのは非常に厳しい。映像のワークショップへの参加を機に、滝藤は2007年「無名塾」を退所。2008年、原田眞人監督からの声掛けで映画『クライマーズ・ハイ』に出演し、過酷な状況の中で精神が崩壊していく記者・神沢周作役を演じる。この作品で注目を浴び、映像の仕事が激増する中、2013年にドラマ『半沢直樹』の銀行員・近藤役で大ブレイク。2014年にはテレビ東京『俺のダンディズム』でドラマ初主演を果たした。

今年は『孤狼の血』など映画に4本(声の出演含む)出演したほか、ドラマでは朝ドラ『半分、青い。』でヒロインの父親を演じ、『探偵が早すぎる』(日本テレビ系)では主演を務めるなど数々の注目作に出演。見事ブレイクランキング入りを果たしました。

“素の滝藤賢一”が想像できない「究極のカメレオン俳優」

今やドラマで彼を見ないクールはないと言っていい売れっ子だが、どの作品を観ていても役にぴったりハマり過ぎて、まったく“素の滝藤賢一”が想像できないのが面白い。
猟奇的な殺人犯、おっちょこちょいの父親、病気の妻を献身的にサポートする夫、クセの強過ぎる刑事、大企業のトップ、気弱な銀行員……なんの資料も見なくとも、一瞬でこれだけのキャラクターが浮かぶ俳優は他にいないかもしれない。まさに“究極のカメレオン俳優”である。

「もしもマツコが死んだら…」の号泣熱演に反響

「もしもマツコ・デラックスが死んでしまったら…」という架空の設定のもとマツコを偲ぶ…という内容で5月にテレビ東京で放送されたバラエティ番組『マツコ、昨日死んだってよ。』。この中で司会役を務めた滝藤の演技に、視聴者から反響が寄せられました。

生前最後のマツコの映像が流れ番組は幕を閉じようとしていた。しかし、ここで滝藤のマツコへの想いが爆ぜる。
「こんなんで終われるのか。お前らTVの人間に担ぎ上げられたマツコが可哀想だ」「なぜマツコは死んだ」とスタッフに詰め寄る滝藤。
目に涙を溜めながら「テレビが、お前らが、俺がマツコを殺したんだよ」とスタジオ中を暴れまわる滝藤だったが、ここから番組は驚きの結末を迎えていく。

12月公開の劇場版『仮面ライダー』でゲスト声優を務める

俳優の滝藤賢一が、映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』(12月22日公開)でゲスト声優を務めることが明らかになった。これが「仮面ライダー」シリーズ初参加となる滝藤は、映画オリジナルキャラクターのイマジン・フータロスの声を担当する。
「平成仮面ライダー」シリーズの集大成となる本作で、物語の鍵となるキャラクターの声を担うこととなった。「オファーをお聞きした時に、“俳優人生22年。ついに私も仮面ライダーに!”と熱い想いが胸に込み上げました」と明かす滝藤は、戦闘シーンのアフレコについて「とても難しかったですが、実際に戦われたスーツアクターの方に色々アドバイスをしていただきながら臨みました」と語っている。

野性爆弾

増加番組数107
2018年 番組出演本数 170
2017年 番組出演本数 63

白塗りモノマネや独特なアートで「くっきー」がブレイク

ランキング入りしたのは「野性爆弾」ですが、集計ルールが「グループ出演と個人出演の合算」ということなので、今年の活躍っぷりを考慮すると実質、くっきーがランキング入りしたと考えて良さそうです。

白塗りモノマネが話題となり、今年大ブレイク。 そこから独特なアートが話題を集め、4月27日から5月20日まで池袋パルコで開催された個展「超くっきーランドneoneo」では5万人を動員。 その後は日本全国、台湾、中国でも個展を開催し、世界を舞台に活躍するなど、アーティストとしての才能も開花させた。
奇抜な特殊メイクと常識を超えた世界観、そして独特なタッチで描かれる絵画など、くっきーの武器を一言で説明することは決して容易な作業ではないが、世間がようやく彼に共鳴を覚えたのはここ半年から1年の間のことである。42歳にして、芸人キャリアにおける最初のブレイクを迎えたこの大柄な芸人は、吉本興業のNSC大阪13期生としてデビューし、同期にはブラックマヨネーズやチュートリアル、次長課長、そして後輩には今やゴールデン帯で司会を任されるフットボールアワーの後藤輝基もいる。

アーティストとしても注目

「最近くっきーは顔を“白塗り”にしたモノマネなど、独特な世界観の芸風がウケて大ブレイク。テレビ番組への出演はもちろんのこと、イベントなどでも大活躍しています。7月14日には『JOIN ALIVE 2018』という夏フェスに出演。同イベントでくっきーは、小籔千豊、中嶋イッキュウ、川谷絵音、新垣隆らで結成したバンド『ジェニーハイ』の一員としてベースを演奏していました。やはりアーティスティックな活動が多く、今年3月には台北で展示イベント『超くっきーランド』を開催。4月には監督として制作に携わった映像作品『ソドム団長とゴモラ人間』が公開され注目を集めています」

20日放送の特番で全国ネット初MC

野性爆弾のくっきーが、20日に放送される読売テレビ・日本テレビ系単発バラエティ番組『一流チョイス』(24:09~25:04)で、全国ネットMCに初挑戦する。
ゲストの関根勤、中野英雄、陣内智則、菊地亜美は、くっきーならではのセンスにあふれる怪しい空間“一流の館”に導かれる。
くっきーがMCを務めることについて陣内が「まさかこんなことがあるなんて…」と驚くと、関根は「いい時代が来たね~大好きだけど売れないだろうと思ってたから」と歓喜。菊地は「陣内さんがMCじゃないんですか!?」と訴え、中野は「なんで呼ばれたのか分からない…」と戸惑い気味になる。

相方・ロッシー、ギャラ格差は“10分の1”

くっきーはかなりの絶好調だが、そうなると気になるのが相方であるロッシーの活躍。“野性爆弾”としての活動は上手くいっているのだろうか。
「4~5年前に“野性爆弾”のテレビ番組出演がにわかに増えた時期があり、『野爆がゴリ押しされている』と囁かれていました。しかしコンビとしてはいまいち流行らず、結局今ではほとんどくっきーの独走状態。『極楽とんぼKAKERUTV』(AbemaTV)でのロッシーの証言によると、ギャラの格差はくっきーの“10分の1”だそうです」