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AZ─COM丸和「同意なき」TOB開始へ、C&Fロジに2日から

ロイター / 2024年5月1日 18時18分

Shinichi Uchida

[東京 1日 ロイター] - 物流事業を手掛けるAZ─COM丸和ホールディングスは1日、同業のC&Fロジホールディングスの完全子会社化を目指し、株式の公開買い付け(TOB)を5月2日から6月17日まで実施すると発表した。C&Fロジ側の賛同を得ずに開始する。買い付け価格は1株3000円(1日終値は3315円)で、3月21日にTOB計画を公表した際と同じ。買い付け額は約649億円を見込んでいる。

AZ-COM丸和(旧丸和運輸機関)は、最終拠点から消費者への「ラストワンマイル」事業などでアマゾンジャパンを主要取引先とする。C&FロジはこれまでTOBへの意見表明を行っておらず、質問や回答のやりとりが続いていた。AZ-COM丸和は当初から5月上旬のTOB開始を想定していたが、C&Fロジは複数の対抗提案に関する意向表明を受けているとし、これらを含めて十分な検討が必要と説明。少なくとも5月末まではTOB開始を延期する必要があると伝えていた。

C&FロジはAZ-COM丸和のTOBについて、開始延期を要請していた中での公表で、C&Fロジ取締役会の賛同を得たものではないとの見解を示した。TOBへの意見は、自社の企業価値・株主共同の利益の観点から、これまでの質問事項への回答や受領している対抗提案の内容などを取締役会や特別委員会で分析・検討した上で表明するとした。

AZ─COM丸和側は現在、C&Fロジ株をAZ─COM丸和として0.11%、和佐見勝社長が3.36%保有している。今回のTOBでは買い付け予定数の下限を1081万1204株(49.89%)に設定した。

C&Fロジは低温食品物流に強みを持っており、マルハニチロ、協同乳業、農林中央金庫、共栄火災海上保険などが大株主に名を連ねている。

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