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新日本プロレス、FC会員3万人超の個人情報紛失 退会者の情報も紛失、「運営管理上の都合」で削除せず

J-CASTニュース / 2024年5月1日 17時47分

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新日本プロレスリング公式X(@njpw1972)より

新日本プロレスリングは、オフィシャルファンクラブ「Team NJPW」会員の個人情報が保存された暗号化セキュリティ機能付きのUSBメモリーを紛失したと、2024年4月30日に公式サイトで発表した。

該当の会員は3万2775人で、すでに退会した会員の情報も含むとしている。同社は「運営管理上の都合により、退会された皆様の情報を全て削除することは行っておりませんでした」と説明した。

連絡先や決済情報は含まれず、不正使用や二次被害は確認されていない

発表によると、4月22日に行われたファンクラブ会員限定の撮影会の準備で、USBメモリーの紛失が発覚した。イベントで会員の認証をする際、ICチップ入り会員証を端末で読み込む方法を採用しており、端末にはUSBメモリーに入った最新の会員情報を読み込ませて更新していたという。そのため、「本件USBメモリを撮影会等の会場に持ち出す場合があり、その過程において本件USBメモリを紛失してしまったものと考えられます」と説明した。25日に警察に遺失物届を提出したとしている。

USBメモリーに保存されていた個人情報は、「会員番号、氏名、生年月日、年齢、性別、会員種別及び会員期限」。住所や電話番号、メールアドレス、クレジットカードなどの決済情報は含まれていない。「高度な暗号化セキュリティ機能が設定されており、現時点では、上記の個人情報が第三者に不正に使用された事実や二次被害は確認されておりません」とも説明。該当するとみられる会員で、同社が連絡先を把握している会員には、個別に通知しているという。

当面のイベントについては、「会員証、有料入場券及び身分証の確認のみ」にするといい、「将来的にUSBメモリを使用しない新たな認証システムへ移行の検討を進めてまいります」と再発防止策の方針を発表。「個人情報の社外への持ち出しを最小限に留めるようにし、持ち出した記録媒体の管理を徹底するようにいたします」とし、「ご会員の皆様にご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

USBメモリーを使った認証方法は2018年から採用

退会者の情報も含むとの発表に、Xで「退会者の情報は直ぐに消去せんと。甘すぎでしょ」「退会している人も対象なのねー すぐ削除してくれたらいいのに」「退会してるファンにもってどう言う管理してんの??」といった声が寄せられた。

5月1日にJ-CASTニュースの取材に応じた新日本プロレスによると、USBメモリーを使用した会員の認証システムは18年に採用。退会した人の情報については、「運営管理上の都合により、退会された皆様の情報を全て削除することは行っておりませんでした」とした。その上で今後の方針については「退会後一定期間を経過した会員様の情報の消去などを検討」するとした。

「全社を挙げて個人情報のより一層厳重な取り扱いに努め、再発防止に取り組んでまいります」とし、「改めて、皆様にご迷惑をお掛けしましたこと、お詫び申し上げます」と謝罪した。

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