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大泉洋&本上まなみ、北海道の食と映画を一緒に楽しむ映画祭プレイベントに来場! 映画が生んだ縁を語る

映画.com / 2024年3月22日 12時30分

 大泉は「今だから言えますけど、サン・セバスチャンって規模が大きくないんで予算がなくて。監督とプロデューサーしか呼ばれなかった。でもどうしても映画祭に行きたかったので。テレビ番組の企画で連れてってもらって、映画祭に行くことができました。なのにそこで写真集までつくってしまって、(その番組の司会を務めていたTBSアナウンサーの)安住さんに怒られました。しかも映画の上映の時も会場に入ろうとしたら、主演俳優なのに待てと言われて、外で待たされて。苦い思い出ですよ」と次々とボヤき続けて会場は大笑い。

 すかさず司会者から「もう少し楽しいお話を」とたしなめられ、ドッと沸いた会場内。すると大泉は「その後に食事会がありまして。この映画にまつわる食事をシェフがつくってくれたわけですが、わたしはもう映画のことよりも現地の人を笑わせることにすべてをかけていました。とにかくご飯がおいしかった記憶がありますね」と振り返った。そんな流れで「そらのレストラン」のロケ地となった北海道の檜山北部・せたな町が「日本のサン・セバスチャンである」と語る大泉のもとに、大泉と本上演じる主人公夫妻のモデルとなった村上健吾さん妙子さん夫妻、そしてマキタスポーツ演じる石村のモデルとなった富樫一仁さん、そして本作のフードアドバイザーを務めた塚田宏幸シェフも来場。

 本作のモデルとなった「やまの会」は、自然栽培やオーガニック農法で作物や家畜を育てている自然派農民ユニットであるが、無農薬栽培と言っても、ただ肥料を使わなければ良い、というものではなく、根本的な土から変えていかないと無農薬栽培はできないのだという事実を、驚いた様子で観客に報告する大泉。富樫さんも「土をつくるのには何年もかかかりますけど、今は本当にいい状況になりました。自分は大豆をつくっているんですけど、自然の災害っていろいろあるんですよ。虫に食べられたり、鹿に食べられたり、あるときは雪の下になったり。そういうことが3年くらい続いて、(大泉演じる)亘理くんじゃないけど、これ以上やっていけないんじゃないかと思った時もありました。そんな時に『そらのレストラン』のロケがあって。公開が2019年でしたが、あれでわれわれも助けていただいたんですよ」と語り、「おお!」と沸いた会場内。大泉も「しかもこの間、わたしが(テレビ番組の)『人生最高レストラン』で紹介しちゃったものだから。富樫さんはわたしに向かって足を向けて寝られないですよ!」と冗談めかして語るものの、大泉たちがこの映画を通じて大切なきずなを築きあげた様子がうかがい知れた。

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