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「東大→東大院」高学歴アイドル悩む"肩書の葛藤" 「言いたくなかった…」"東大卒"雲丹うにの半生

東洋経済オンライン / 2024年4月29日 7時31分

所属グループ「Mirror,Mirror」のステージで愛嬌をふりまく雲丹うに(写真:カネコシュウヘイ)

超名門校出身者ばかりの家系で、一人娘として育ったアイドル・雲丹うに。

自身も「東京大学」を卒業し、「東京大学大学院」を修了。現在は、アイドルグループ「Mirror,Mirror」の一員として、力いっぱいのパフォーマンスを見せる。

教育熱心で厳しい両親のもとで育ち、中学から高校にかけては部活に入らず、「東大合格」の一心で猛勉強。1浪を経ての東大進学後、青春を取り戻すべく、アイドルのコピーダンスサークルへ入ったのが、彼女の転機となった。

ただ、その道のりには苦労もあった。

東大院でプロのアイドルとしてステージデビューするも、両親には明かせずにやむなく就職。大学院修了後の約4ヵ月はアイドルと銀行員を兼業し、親元から離れた。

「親はいつになれば、私を認めてくれるのか」とポツリ。ステージで笑顔を見せる雲丹の歩みをたどると、稀有な人生像が見えてきた。

*この記事の前半:「東大→東大院」アイドルの"超壮絶すぎる青春"

いわゆる“前世”を持つアイドル

東大、東大院を修了。大手銀行に就職して約4カ月で退職、専業アイドルとなった雲丹うにのキャリアは異色だ。

【写真で見る】「本当は言いたくなかった…」東大→東大院修了"肩書の葛藤"を抱える"高学歴アイドル"雲丹うにさん、その素顔

大学時代に「友だちを作りたい」として、アイドルのコピーダンスサークルに入ったのが分岐点になった。

直近でも、クイズ番組『ネプリーグ』や、芸能人がテストに挑む『呼び出し先生タナカ』など、地上波の人気テレビ番組に相次いで出演。

ソロタレント“雲丹うに”として、忙しない日々を過ごす。

しかし、彼女のホームはテレビではない。ライブハウスを中心に活動するグループ「Mirror,Mirror」のステージだ。

グループの結成は2021年夏で、2022年1月にお披露目。雲丹自身のキャリアとしては2組目で、アイドル界隈でのいわゆる“前世”を持つ。

キャリア1組目では、軽い気持ちでプロのアイドルの世界へ飛び込んだ。しかし、現在の「Mirror,Mirror」では“ガチ”でステージに。

ただ、飛躍の背景にある「東大卒」の肩書きを名乗るのは、当初「嫌だった」という。

その真意とは、何だったのか。

超名門校を卒業した両親のもとで、一人娘として育った雲丹。

生い立ちの詳細は、本稿の関連記事「「東大→東大院」アイドルの"超壮絶すぎる青春"」で紹介している。

小学校時代には中学受験に挑戦。

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