1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

なぜ急増?不正アクセスで流出した「個人情報」の行き先は AI悪用で進化する”攻撃”どう防ぐ

RKB毎日放送 / 2026年10月7日 18時54分

相次ぐ不正アクセスによる情報流出。その被害が過去にないペースで拡大しています。

なぜ身近なアプリやサービスで被害が急増しているのか?

流出した私たちの情報はどこへ行くのか?専門家に聞きました。

地元企業・サービスでも流出相次ぐ

相次ぐ不正アクセスは、私たちの身近な企業にも。

福岡市に本社を置くディスカウントストア「ミスターマックス」は6日、アプリとオンラインストアの会員、最大で約173万人分の氏名や電話番号などが流出した可能性があると発表しました。

さらに、西鉄グループの交通系ICカード「ニモカ」でも、521件の個人情報が漏洩。

こうした事態を受け、企業のセキュリティ対策を支援する福岡市の会社は、企業側から不正アクセスに対する相談が増えてきていると話します。

サイバーセキュリティ総研 山口啓代表
「自分たちの会社がどうすればいいのかみたいなところをちょっと不安に思って、いろいろと状況を伺いたいっていう会社は増えてきていますね」

セキュリティ会社「トレンドマイクロ」の集計では、2026年、企業や自治体が公表した不正アクセスなどの被害は、9月末までに600件。前年1年間を、すでに上回っています。

増加の背景に「AIの悪用」

なぜ、ここまで相次いでいるのか、理由のひとつとして挙げられているのが、AIです。

経済界も6日会見を開き、警鐘を鳴らしました。

経済同友会 山口明夫代表幹事
「攻撃者がAIをやはり積極的に使い始めている。昨年と比べて(AI利用が)56%増加している調査結果が出ている」

AIによって、不正アクセスの攻撃がどう変わったのでしょうか。

サイバーセキュリティ総研 山口啓代表
「世の中のシステムとかっていうのは、どうしても脆弱性という穴が大量に存在している。AIによって、人がこれまで見つけられなかった弱い部分、穴が空いている部分を簡単に見つけられるようになってきました。攻撃スピード、攻撃の量っていうのが異常に増えてきてはいるかなと思います」

流出データは「ダークウェブ」へ・・・

気になるのは、なぜ個人情報を狙うのかです。企業から盗まれた情報はどこへ行くのでしょうか。

その行き先の一つが、個人情報などが売買される「ダークウェブ」と呼ばれる闇サイトです。

サイバーセキュリティ総研 山口啓代表
「身代金を一社ずつがっぽり取るというよりは、その得た(個人)情報をダークウェブ上で売買して儲ければいいや、というスタンスだったっていうところもあるのかなと思います」

ダークウェブ上の売買では、どれほどの金銭が得られるのでしょうか。

価格には幅がありますが、山口代表が挙げた一例では、メールアドレスとパスワードは、1セット数円。

仮に1万人分を100人に売却すれば、数百万円もの不正な利益が生まれることになります。

免許証などの画像が付いた情報は、さらにその10倍ほどの値がつくこともあると話します。

サイバーセキュリティ総研 山口啓代表
「買った情報を使って、さらにそれを攻撃を仕掛けてデータを取っては、それをさらに売ってっていうのがひたすら繰り返されている」

AIによって攻撃の効率化が進むなか、個人情報を守ることは難しくなってきていると話します。

サイバーセキュリティ総研 山口啓代表
「攻撃側が進化してるのに守る側が進化していないという状況の中で、ついに普通に攻撃側がかいくぐって突破してくるケースが増えてきたというような印象なのかなと」

個人での防衛策は

サイバーセキュリティ総研の山口代表によると、氏名や住所、電話番号は、すでに様々なところで出回ってしまっている状況ということです。

特に注意が必要なのは運転免許証の画像で、クレジットカードの情報と合わさると、リスクは一段と跳ね上がるということです。

個人で情報流出を防ぐことも大切です。

デジタル庁の古川俊治大臣は6日、次のように呼びかけました。

・パスワードの使い回しはやめる
・2段階認証などの多要素認証を活用
・届いたメールに書かれているリンク=URLや「ここを押してください」と書かれた青い文字を安易に開かない

「自分の情報は自分で守る」ということを意識して欲しいということです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください