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【警告】「無料で差し上げます」は詐欺の入り口!SNSにまんえんする謎の投稿と偽サイトの巧妙な手口を徹底解説

読売テレビニュース / 2026年9月19日 14時0分

相次ぐ“謎の投稿”

 SNS上で相次ぐ『無料で差し上げます』という謎の投稿。廃業や大量に余ったなどの理由で親切心をあおりますが、実は個人情報を狙う巧妙な詐欺の手口です。偽サイトへの誘導や高額な賠償金請求など、次々と明らかになる恐るべき実態と対策を解説します。

■“無料で差し上げます”の甘い誘い…SNSに急増する謎の投稿

数々の『無料で差し上げます』という投稿

<ニセ投稿>

「野球・ソフトボールの用具や、スポーツ用品を必要としている方はいらっしゃいませんか?無料で差し上げることにしました」

大量に並んだミシンの画像も

 『無料で差し上げる』という甘いことばとともに、SNSに投稿されたのは、大量の品物。こういった物を『無料で差し上げます』という“謎の投稿”が今、相次いでいます。ほかにもブランドバッグやキャンプ用品、食品などの投稿があるということです。一体なぜ無料なのでしょうか。

投稿に共通する言葉

 『無料で差し上げます』投稿には、共通点として、“閉店”“引っ越し”など、不要になったことをアピールする言葉がありました。またミシンのように大量の商品画像やDMへの誘導もあります。

詐欺に詳しい多田文明氏

 そういった理由から、無料にしているといいますが、詐欺に詳しい専門家の多田文明氏は「ただより怖いものはありません。無料ということばで詐欺はやって来ます。“無料で差し上げます詐欺”です」と指摘します。

取材班が接触すると…

 一体なぜ、無料なのに詐欺なのでしょうか。「ミシンを無料で差し上げる」という投稿者に取材班が接触すると、その手口が徐々に見えてきました。

Q.ミシンについて伺いたいです

「あと何台か。ほぼ届け終えた」

Q.少ししか残っていないということでしょうか?

「あと5台あるんだけど、今日2台欲しい人がいるんだ」

“無料”のはずなのに送料は450円を要求

Q.無料でもらうにはどんな手続きが必要でしょうか?

「送料450円をお支払いいただければ結構です」

Q.送り先の住所はどうしますか?

「ちょっと待ってください、注文リンクを送りますね」

“佐川急便株式会社”を名乗るリンクが

 そして、「配送先住所や電話番号など、必要な情報をご入力ください」というメッセージと共に送られてきたのは、あの有名企業、“佐川急便株式会社”を名乗るリンクでした。

■佐川急便をかたる偽サイトへ誘導…個人情報と金銭を狙う手口

偽サイト、右:佐川急便の公式サイト

 実はこのサイト、佐川急便をかたった偽サイトなのですが、アクセスしてみると、偽サイトには佐川急便のロゴに、“佐川急便”との記載も。本物のサイトと比べても、同じような画像が使われており、よく似ていることが分かります。

 一見なんの違和感もない偽サイトですが、下の方までよく見ていくと…。

偽サイトには“不自然な日本語”

(サイト)

「ご迷惑をおかけしますが、私は許し、優先事項として、伝染病の予防をサポートしていただき、ありがとうございます」といった、“不自然な日本語”や、“運送とは関係のない伝染病”の話が記載されています。

せかすようなメッセージ

 情報を入力せずにいると、まだ入力していないのに、「住所は記入しましたか」と、せかすようなメッセージが来ました。さらに、「お問い合わせから午後も経つのに、まだ対応してくれないんですか」「できませんか、しませんか」いらだちを見せながら、何度も個人情報の入力を迫ってきます。

 ほかの無料で差し上げますという投稿もすべて佐川急便の偽サイトに誘導されました。

詐欺サイトに利用された佐川急便

 悪質な詐欺サイトに利用された佐川急便からは「当社名や、この公式ウェブサイト等を装った詐欺行為は、極めて悪質であり、極めて許されるものではないと考えています。お客様が正規のサービスと誤認して、これらのサイトを利用し、被害に遭うおそれがあることを強く懸念しております」といった怒りの声が上がっています。

“さらなる危険”

 実はこの偽サイト、個人情報をとられるだけでなく、“さらなる危険”が潜んでいるといいます。その恐ろしい手口とは。

解決するためにLINEに誘導

 送られてきたリンクを開き、個人情報を入力していくと「送付者の資金が凍結される」、「受取人に10倍の賠償金を求める」といった、“脅し文句”が出てきます。

そしてLINEに誘導され、「10倍の賠償金を払わなくていいように、解決するためにLINEに来てください」といったメッセージが届きました。ここから実際にやりとりが始まっていきます。

「お金をだまし取る手口ではないか」

 実際にどのような手口なのか、詐欺に詳しい専門家の多田氏によりますと、「佐川急便のオペレーターをかたる人物から、口座情報を聞かれる。口座の残高を把握し、お金をだまし取る手段なのではないか」、「最初の偽サイトで個人情報を盗む。それにプラスして、LINEに誘導し、トラブルに巻き込ませ、お金をだまし取るという、2つの目的があるのではないか」ということです。

本村健太郎弁護士

Q.“タダ”とは言いながら、金銭要求してるというのは詐欺ですよね?

(本村弁護士)

「送料だけならともかく、手数料、運送保険料。発展していって解約料、損害賠償金など、どんな名目であれ、結局お金を払ってしまったら、これは詐欺被害に遭ったということになります」

詐欺に遭わないためには

 こうした詐欺に遭わないために、どうしたらいいのでしょうか。詐欺に詳しい多田氏によりますと、「店舗や個人間でのやり取りにもかかわらず、宅配業者のサイトに誘導されて個人情報を入力させられる場合は、詐欺の可能性が高いので注意してください」とのことです。

(読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」2026年8月21日放送)

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