2018年の「流行語大賞」年間大賞は「そだねー」

2018年12月3日更新 / 11月2日公開

1年の間に発生したさまざまな「ことば」の中から、世相を反映して巷をにぎわせた新語・流行語を選ぶ「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップ10が、12月3日に発表されました。その結果を紹介するとともに、ノミネート語が発表される前に勝手に予想していた「流行語大賞に選ばれそうな言葉」を紹介していきます。

「新語・流行語大賞」年間大賞は「そだねー」(12月3日更新)

トップ10には「(大迫)半端ないって」「おっさんずラブ」など

その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2018 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が3日に発表され、平昌五輪の女子カーリングで銅メダルを獲得した日本女子チームの掛け声「そだねー」が年間大賞に決定した。そのほか、トップ10には「eスポーツ」「(大迫)半端ないって」「おっさんずラブ」「ご飯論法」「災害級の暑さ」「スーパーボランティア」「奈良判定」「ボーッと生きてんじゃねえよ!」「#MeToo」が選ばれた。

授賞式では本橋麻里が生「そだねー」披露

同日に都内で行われた授賞式には、五輪メンバーで現在はLS北見の代表理事を務める本橋麻里が出席した。
年間大賞として改めて登壇すると「ちょっと笑っちゃう。『私たちでいいのかな?』って気持ち」と満面の笑み。「試合中は、ポジティブな言葉を発するという決まりがある。その通過点として(受賞できて)とてもうれしく思います」と喜ぶ一方、「北海道の人に聞くと『普通(の言葉)だよね』って言われます」と、地元の反応も明かしていた。
“生そだねー”に会場が大きく沸く一幕も。

次のブロックからは、ノミネート語が発表される前(11月2日)に我々Infoseekニュース編集部で勝手に予想していた「流行語大賞に選ばれそうな言葉」を紹介していきます。
結局、ド本命の「そだねー」が大賞を受賞した形となりました。

「ユーキャン新語・流行語大賞」に選ばれそうなワード8選

そだねー

カーリング女子日本代表が競技中に使って話題に

平昌五輪で活躍して銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表チーム「LS北見」のメンバー、通称“カー娘”がプレー中に多用した「そだねー」(そうだね)という相槌が、チームの快進撃とともに大きな話題となりました。

カーリングで日本初の銅メダルを獲得したLS北見。大会中は勝利するたびに注目度が増していき、3位決定戦の平均視聴率は25.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。そして、競技中に選手が話し合う際の「そだねー」という方言も注目を浴び、「とても和むやり取り、つい微笑んでしまう」「北海道なまりがほんわかします」「かわいくて軽い感じと五輪の緊張感とのギャップがすごい」と話題になった。

カー娘が銅メダルを獲得したのは2月下旬のこと。当時から「今年の流行語大賞の最有力候補」との声もありましたが、あれから8カ月が経ったこの時期になっても最有力候補のひとつと言えそうです。

「もぐもぐタイム」「おやつタイム」なるワードも

カー娘に関するワードでは、「もぐもぐタイム」または「おやつタイム」なるワードも注目を集めました。

メダル以上に「緊迫する試合中の北海道弁にほのぼのした~」「休憩の『おやつタイム』がかわいすぎ」など、お茶の間観戦するオヤジをメロメロにしたのが、カーリング女子代表「LS(ロコソラーレ)北見」の5人衆だ。
5エンド後のハーフタイムには選手が車座になり、体力補強を行うのですが、チーム内では『もぐもぐタイム』と呼ばれている。イチゴ、リンゴ、羊かんなどを思い思いに食べるのですが特に19日のスウェーデン戦で食べた地元北見の銘菓であるチーズケーキ『赤いサイロ』は人気が沸騰。

ただ過去の傾向から、同一の人物や団体、話題から2つ以上のワードが大賞を獲る可能性は薄そうなので、「そだねー」が第一候補となりそうです。

大迫半端ないって

2009年に生まれた名言がW杯の活躍で再び脚光浴びる

続いてもスポーツ発のワード。平昌五輪に続いた今年のビッグイベント、サッカーワールドカップの日本代表の初戦で大迫勇也が活躍し、「大迫半端ないって」というフレーズが大流行しました。

「半端ないって~」は、サッカーファンならお馴染みのフレーズ。日本代表FW大迫勇也が鹿児島城西高に在籍時、対戦した滝川二高の主将だった中西隆裕氏が大迫のプレーを見て放った高校サッカー屈指の名言だ。

応用性の高さが半端ないって

「大迫半端ないって」が大流行した背景には、「大迫」の部分を自由に変更して「〇〇半端ないって」と使える応用性の高さもあります。
中でも織田信成や熊本県警の便乗ネタなどが話題となりました。

今後も使われ続ける言葉か

また、すでに誕生から10年近く経つ名言であり、今後の大迫の活躍とともに「何度も何度も吹き上がる」であろうとして、今後ずっと忘れ去られないタイプのワードではないか、とするコラム記事もありました。
そういった背景もあり、「そだねー」に並ぶ最有力候補と言えそうです。

金農(金足農業)

秋田県勢103年ぶりの甲子園決勝進出で起きた「金農フィーバー」

もうひとつスポーツ関連で印象に残っているのは、夏の甲子園で起こった「金農フィーバー」ではないでしょうか。秋田県代表の金足農業高校、通称「金農」による快進撃は今年の暑い夏をさらに熱くしたトピックのひとつです。

今年の大会は100回記念の名に負けない盛り上がりを見せたが、その主役はなんといっても金足農業高校、そしてエースの吉田輝星選手である。雪国の公立農業高校が都会の名門私立高校をつぎつぎに倒しての躍進に涙を流し、決勝まで一人で投げ抜いたエースの豪腕ぶりに拍手喝采した人は少なくなかった。
劇的な勝利の連続に野球ファンは大歓喜で、インターネット上には「強豪だらけの激戦区を地方の公立校、しかも農学校が勝ち進むって相当凄いぞ」「漫画みたいな逆転展開に、意識がついていかない」「“公立の星”として、ぜひ優勝してほしい」「観ていて暑さが吹き飛ぶほど爽快な逆転勝利だった」といった、感動の声が続出している。

秋田県関係者は大興奮

金農が勝ち進むにつれ、秋田出身の有名人が応援コメントを出したり、Twitterでつぶやいたりしていましたが、秋田ゆかりの企業などの公式アカウントが感情の赴くままのツイートをして「壊れた」と注目されました。

2億円超の寄付金が集まる

勝ち進んだことで控え選手や応援団の滞在費が予算を大幅に超える可能性があるとして野球部OB会が寄付を呼び掛けたところ、約2億円の寄付が集まったというエピソードもフィーバーっぷりをよく表しています。

第100回全国高校野球選手権大会で準優勝した秋田県代表の金足農(秋田市)の選手らは23日、同校での始業式に続いて開かれた全校生徒や保護者、地域住民に向けた報告会に臨んだ。渡辺勉校長は同校に約1億9千万円の寄付が集まったことを明らかにし、感謝の言葉を述べた。

寄付金は9月11日時点で2億7500万円に達し、また安全確保のため文化祭の一般公開を中止にしたことも報じられていました。

おっさんずラブ

ピュアでかわいいおっさんに“ヲタ”が共感?

続いてはエンタメの分野から。今年も注目を集めたドラマがいくつかありましたが、中でもSNSを中心に最も話題なったと言えそうなのは『おっさんずラブ』でしょう。

主人公は田中圭(33)演じるモテない独身男・春田創一。そんな春田を吉田鋼太郎(59)演じるピュアな乙女心を持つ上司・黒澤武蔵と、林遣都(27)演じるイケメンでドSな後輩・牧凌太が取り合う。そんな男同士の純愛ストーリーが「おっさんずラブ」だ。
やもすればドロドロとした男同士の愛憎劇になりそうだが、おっさんたちのピュアで可愛いやりとりが「少女漫画」のようだと評判でファン層を広げている。
放送後、SNSのホットワードに毎度ドラマタイトルが上がってくる理由はやはり黒澤部長の可愛さにある。
(春田のことを)「はーるたん❤︎」
「おまえが俺をシンデレラにしたんだ」
「会いたくて会いたくて震えちゃった……」
と彼の中にある乙女がダダ漏れに。片思いの状態なら自分の思いを隠すところだけれど、黒澤部長が脇目も振らずにはるたんへの愛をアピールしている。この状況が何かとリンクすると思ったら、芸能人を熱血に追いかけるファンの思いに近い。いわゆるヲタと呼ばれる人たちの思いを高らかに宣言しているようだ。

巧みなSNS戦略

人気を支えているのが、TwitterとInstagramの公式アカウント。例えばTwitterでは放送前に、内容にちなんだ投稿をするのがお決まりだ。牧の実家に春田が挨拶にいくという26日放送回直前、Twitterで同アカウントは牧の実家の様子を先んじてアップ。また放送のない日でも、たびたび出演者のオフショットを公開。こうすることでファンの期待を維持させる効果があるようだ。

SNSによる宣伝は今どき、どのドラマもやっていますが、『おっさんずラブ』が巧みだったのは、主人公に片思いする上司・黒澤武蔵がInstagramにアカウントを持ち、本人が投稿しているかのような演出をしたことです。

その愛を「~だお」「天使マジ天使」「存在が神~」といった独特の言葉で綴っていく同アカウント。フォロワー数は50万に迫る勢いであり、公式アカウントの30万フォロワーを大きく上回っている。
こうした公式アカウントの投稿が盛んになることで、ファンも情報や作品への思いをシェアしやすくなる。結果、ファン同士の交流も盛んになっているのだ。

今でも話題を提供し続ける『おっさんずラブ』

6月上旬に最終回を迎えた本作ですが、5カ月経った今でも『おっさんずラブ』関連のニュース記事が連日のように届いていて、その人気の高さをうかがい知ることができます。
また、「東京ドラマアウォード2018」や「ドラマアカデミー賞」で主要な賞を複数獲得するなど、その勢いはとどまるところを知りません。

安室ロス(アムロス)

“平成の歌姫”の引退と喪失感

エンタメでいえば、平成という時代を駆け抜けた歌手、安室奈美恵の引退と、それに伴う喪失感「安室ロス(アムロス)」が候補になりそうです。
ちなみに、引退発表は昨年だったため「アムロス」という言葉自体は昨年から使われています。

自身の公式サイトで来年の9月16日をもって引退することを発表したアーティスト・安室奈美恵(40)。
発表から一夜あけた今もなお、日本全国で動揺は収まる気配を見せない。
そんな中、ネット上では「アムロス」という言葉が多くつぶやかれることに。「安室」と「ロス」をかけた造語であり、今後しばらく使われることになりそうだ。

引退劇も社会現象 「2018年ヒット商品」1位は「安室奈美恵」

昨日(11月1日)発表された『日経トレンディ』が選ぶ「2018年ヒット商品ベスト30」で、安室奈美恵が1位となりました。

同ランキングで人物名が1位を獲得するのは、1999年の宇多田ヒカル以来、19年ぶり。同誌は「平成の歌姫の引退劇が国民全員の関心事項に発展。『感謝』と『応援』の波は各業界に旋風を巻き起こし、経済効果は500億円超とも」と選出理由を説明している。
多くの金字塔を打ち立てた安室さんは、ラストツアーでは国内ソロアーティスト史上最多となる約80万人を動員(アジアツアー含む)。ライブDVD『namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~』も累積売上枚数で歴代1位になるなど、平成最後の年に旋風を巻き起こした。

ファイナルツアーDVD・BDは発売から4週連続で1位

上の記事でも言及されていたファイナルツアーの映像作品『namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~』の売上は驚異的で、DVDとBlu-rayともにオリコンのランキングで4週連続1位を獲得し、DVDは10/22付で再び1位を獲得するなど売れ続けています。

ライブDVD『namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~』が、10月18日発表の最新オリコン週間DVDランキングで、週間0.7万枚を売り上げ、リリース7週目にして2週ぶりの1位へと返り咲いた。
DVDとBDの合算売上枚数は、173万枚を突破した。

ひょっこりはん

『おもしろ荘』出演から一気にブレイク

さまざまな場所からひょっこり顔を出すショートコントが持ちネタ。2018年元日の『ぐるナイ おもしろ荘』(日本テレビ系)への出演をきっかけに注目を集める。2018年上半期ブレイク芸人に選ばれた。

有名人がネタを真似してさらに話題に

“ひょっこり”顔を出すネタは真似しやすいため、乃木坂46の白石麻衣をはじめ、嵐の二宮和也、俳優の斎藤工などがSNSや番組などで披露して話題になりました。

「こう言っちゃアレですが、ただ物陰から顔を出すだけ。ところが、テレビ番組やイベントで綾瀬はるかさん(33才)や白石麻衣さん(25才)、斎藤工さん(36才)がポーズを真似て、人気者になりました」(芸能関係者)

本人は大賞受賞に意欲

飛躍の一年となり、年末の流行語大賞受賞が期待されているひょっこりはんは、改めて意欲を問われると「選ばれたらうれしい。ワクワクしています」と目を輝かせた。
「そだねー」「大迫、半端ないって」など、ライバルも多いが「インスタグラムのハッシュタグでも『#ひょっこりはん』が20万件近く表示される。そういうのを見ると…。もし獲れれば来年への弾みがつきますからね!」と言葉に力を込めていた。

スーパーボランティア

2歳男児発見で注目された尾畠春夫さん

時事問題では、8月に山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を発見して注目を集めた尾畠春夫さんの話題。この話題で尾畠さんが東日本大震災や熊本地震、今年の西日本豪雨などの被災地に駆けつけてボランティア活動をしていたことが判明し、「スーパーボランティア」と呼ばれることになりました。

今夏、山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳の男の子を独自の捜索方法で見事短時間のうちに発見し、大きな注目を集めた尾畠春夫さん。
この注目以降、各地の災害現場でボランティア向けに用意された援助を一切断りながら精力的な活動を長年続けるスーパーボランティアとして知られる人物であることが判明すると、尾畠さんから発せられる言葉にも人々の関心は高まることに。

尾畠さん独特のポリシーも話題に

ボランティア活動では一切謝礼を受け取らない、「自己完結するのが真のボランティア」といった尾畠さんが持つボランティアに対する考え、信念も称賛されました。

男の子の祖父からお風呂を勧められても「私はボランティアだから、そういうのはもらえません」と固辞する場面や、日頃のボランティア活動でも助ける相手側に負担をかけず「自己完結するのが真のボランティア」という信条に基づいていることが報道されたりなど、次々に尾畠さんの「すごさ」が伝えられます。
軽ワゴン車に食料や水、寝袋を積み込み、助ける側から一切、力を借りないことが信条だ。「自己完結するのが真のボランティアだ」と尾畠さんは語る。
「もちろん対価や物品、飲食、これらは一切いただきません。決して“してやる”ではなく、“させていただく”の気持ちで私は臨んでいます」

働き方改革

安倍政権が最重要課題として推進

国政に関する言葉が入賞しやすい傾向がある流行語大賞。今年は、長時間労働、過労死などの対策としてニュースなどで何度も耳にするようになった「働き方改革」が有力候補と言えそうです。

安倍政権が今国会での最重要課題として位置づけてきた「働き方改革関連法」が、6月29日の参議院本会議で可決・成立しました。
この法律で目指した3つの柱は、(1)長時間労働の是正、(2)多様で柔軟な働き方、(3)不合理な待遇差の禁止です。
6月、8つの法律から成る働き方改革関連法が成立。長時間労働をなくすため、残業時間の上限が原則月45時間、年間360時間に定められました。上限を超えると使用者側に6か月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられます。また、「同一労働同一賃金」を導入。同じ企業で同じ仕事内容の場合、正規雇用と非正規雇用の待遇格差を是正することになりました。

“本命”じゃなくても話題になったワード

ここからは、ネット界隈などでそれなりに流行ったものの、ブラックな面があるなどして「新語・流行語大賞」には選ばれそうにないワード、大賞は獲れなさそうでも話題になったワードなどをピックアップして紹介していきます。
なお、ガジェット通信が発表する「ネット流行語大賞」の上半期分は下記ページにまとめていますので、それ以外のワードを取り上げます。

「ネット流行語大賞」から振り返る2018年上半期

紀州のドン・ファン

いまだ容疑者の検挙には至らず

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県の資産家・野崎幸助さん(享年77)が2018年5月24日に怪死してから5ヶ月弱。遺体から致死量の覚せい剤が検出され、殺人事件であることが疑われたことが報じられたため、世間では「遺産目当てで何者かに殺害されたのではないか」などの憶測が飛んだが、いまだ容疑者の検挙には至っていない。
野崎さんの怪死をめぐっては5月末に第1報が報じられ、和歌山の自宅にはマスコミが詰めかけメディアスクラム状態に。第1発見者としてAさんのほか、遺体発見時に同じく野崎さんの自宅にいた野崎さんの55歳年下の妻がマスコミに応対するなどしたため、その姿が世間の耳目を引いた。

先日、『FRIDAY』が「ついに犯人逮捕へのカウントダウンが始まった」とする記事を出したばかりですが、果たして事件の真相は明らかになるのでしょうか?

平成最後の〇〇

「平成」が終わるまであと半年

天皇陛下が来年4月30日に退位され、翌5月1日には皇太子さまが即位されるため、あと半年で平成が終わります。そのため、今年の夏は「平成最後の夏」と呼ばれるなど、何かにつけて「平成最後の~」という言葉を耳にする機会が多くなってきました。

天皇陛下の退位まで、31日で半年となった。10月12日に皇位継承に伴う一連の儀式の詳細を検討する政府の「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)が発足し、約200年ぶりとなる天皇の退位に向けた準備が加速している。

「平成最後の〇〇」という表現がいかに多いかを確かめるため、昨日(11月1日)配信されてきた記事で「平成最後の〇〇」が使われている記事を適当に集めてみました。これでも一部です。

「これが平成最後の年賀状になるので、送ってもらえたらなと思います」
最後までひろゆきさん、唐澤さん双方譲らずの展開には「平成最後の神々の対決」などの称賛が視聴者から贈られた。
平成最後となる今年のクリスマスの過ごし方を聞かれると「日本に来てから、毎年同じことしているんですけど、今年も撮影に行きたいと思います」とにっこり。
「おはようございます 秋晴れ! 平成最後の11月、ようこそ~! いいスタートですね」
平成最後の冬本番を前に、厳しい寒さの中でお仕事をされている気象予報士54名に冬の防寒方法についてアンケート調査を行いました。
タイトルにも入っている「平成」最後の年に、桑田による最後のAAAコンサートをどのように完結させるのか注目される。

ダサかっこいい

DA PUMPの『U.S.A.』が大ヒット

「ダサかっこいい」が流行ったというより、DA PUMPの『U.S.A.』がヒットしている現象に付随するワードと言えます。先日、『U.S.A.』のミュージックビデオのYouTube再生数が1億回を突破しました。

『U.S.A.』は、当初から「ダサかっこいい!」とSNSで注目され、また「カーモンベイビーアメリカ」「どっちかの夜は昼間」と面白みのある歌詞と世界観が話題となる一方、ISSAの踊りながら全くブレずに伸びやかに歌う歌唱力とメンバーのダンスのスキルの高さが評価され、今では「一度聴いたら頭から離れない」「何度もミュージックビデオを見てしまう」 といった声が続出し、 "中毒性のある名曲"といわれるようになっていた。

レコード大賞が穫れるか?

このヒットでDA PUMPのNHK紅白歌合戦への出場は確実視される一方、「レコード大賞の受賞はカバー曲だから難しい」とされていて、それでも受賞するかに注目が集まっています。

「レコ大の『大賞』は基本的に“邦楽”が受賞する習わしがあって、洋楽のカバーである『U.S.A.』はその点がネックになる。かつて大ヒットを記録した西城秀樹さんの『YOUNG MAN』も原曲が洋楽ということで選考の対象曲にもなりませんでした」

歴史の男

ボクシング連盟元会長・山根氏の発言

結局、辞任することになった日本ボクシング連盟の山根明会長。「私は歴史に生まれた歴史の男」以外にも「カリスマ山根」「男・山根」など数々の名言(迷言)を残しました。

「僕はカリスマ山根と呼ばれてる」――この強烈な言葉とともに、日本ボクシング連盟の山根明会長がカメラの前に姿を現したのは2018年8月3日だった。以来、メディアは彼のもとに殺到、よく言えば厳しく追及、悪く言えば半ばおもちゃに。8日に辞任を表明するまで、確かに日本中の熱視線を集める「カリスマ」として、世間の話題をさらった。
「私は、歴史に生まれた、歴史の男でございます」(7日、報道陣に対して)
辞意を表明する前日、報道陣に答えた「歴史の男」発言も、強烈なインパクトがあった。

カメラを止めるな!

インディーズ映画ながら異例の大ヒット

今年のヒット映画を語るうえで避けて通れないのが、社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』であろう。わずか2館での封切りから全国へ拡大公開し、興行収入は30億円が目前に迫っている。
300万円の製作費で興行収入が約28億円を超えた人気映画『カメラを止めるな!』(監督・上田慎一郎)は山奥の廃墟を舞台に、本物のゾンビに襲われながら37分1カットのノンストップ・ゾンビ映画に挑んだ撮影隊の奮闘を描いた作品。今年6月にわずか2館で公開されたところ、その面白さがSNSや口コミで広がり、大ヒット作になりました。

安室透

劇場版『名探偵コナン』大ヒットで「安室透フィーバー」

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』が興行収入88億円を突破するヒット作となり、メインキャラクターとして登場した安室透が話題に。

映画『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』の興行収入が、88億円を突破した。(興行通信社調べ)
青山剛昌の人気コミックをアニメ化した「名探偵コナン」の劇場版第22弾となる本作は、私立探偵・黒ずくめの組織・公安警察と3つの顔を持つ男・安室透がメインキャラクターとして登場。4月13日に公開され、7週連続1位とシリーズ最高のスマッシュヒットを飛ばし、2018年上半期の興行収入ランキングの1位となっていた。

「降谷」の印鑑バカ売れなどの珍現象も

安室透人気が加熱するあまり、安室を主人公に描いたスピンオフ作品を掲載した『週刊少年サンデー』の完売・品薄状態が相次いだほか、本名「降谷」の印鑑がバカ売れするといった現象も起きました。

安室の本名が降谷零であることから、全国でも30人ほどしかいない名字である降谷の印鑑がバカ売れするという珍騒動も起きている。
『名探偵コナン』に登場する安室透は、私立探偵、黒ずくめの組織、公安警察というトリプルフェイスを使いこなす謎多きキャラクター。その本名が「降谷零(ふるやれい)」で、彼のファンがハンコを買い求めているのだと推測される。

TikTok

15秒の動画をシェアする大人気アプリ

TikTokは中高生を中心に大人気となっている動画コミュニティアプリ。撮影した動画をさまざまなフィルターや効果、ユニークな音楽を活用して編集し、友達にシェアすることができます。

Tik Tokが日本で大人気となっている理由は、動画の長さが15秒と作成のハードルが低く、投稿も簡単であるほか、時間があればいつでもどこでも投稿動画を見ることができるからだ。
TikTokは2017年夏に日本に上陸し、日本のApp Storeの総合ランキングで何度もトップに立つなど、大人気アプリとなっている。

大人気“TikToker”も誕生

ハーフの女子高生姉妹・エリカとマリナなど、TikTok発の人気者“TikToker”も誕生しています。

2016年9月にローンチされたばかりだが、すでにテレビなどで活躍する有名人が多く利用している一方、TikTokでの活動がきっかけとなり人気に火がつくというパターンも少ないようで、人気TikTokerやTikTokを運営しているBytedance株式会社には、芸能事務所などからの問い合わせが増えているといった話もある。

オプジーボ

本庶佑氏のノーベル賞受賞で注目

京都大学の特別教授・本庶佑氏(ほんじょたすく・76)がノーベル医学生理学賞受賞を受賞したことでも広く知られることになったオプジーボなどのがん免疫治療薬。オプジーボは、『免疫チェックポイント阻害薬』の1つに分類される。
これまで、がん治療においては「外科手術」と、抗がん剤などを用いた「化学療法」、そして「放射線治療」が三本柱と言われてきた。その3つを、がんの部位や進行具合によって組み合わせるのが一般的だった。
本庶氏の研究が開発に大きく貢献したオプジーボは、そこに加わる第4の「がん免疫治療」の薬として国内外から大きな期待を集めている。

実際にノミネートされた30語(11月7日更新)

「2018ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート30語

11月7日、「『現代用語の基礎知識』選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート語30語が発表されました。

・あおり運転
・悪質タックル
・eスポーツ
・(大迫)半端ないって
・おっさんずラブ
・GAFA(ガーファ)
・仮想通貨/ダークウェブ
・金足農旋風
・カメ止め
・君たちはどう生きるか
・筋肉は裏切らない
・グレイヘア
・計画運休
・高プロ(高度プロフェッショナル制度)
・ご飯論法
・災害級の暑さ
・時短ハラスメント(ジタハラ)
・首相案件
・翔タイム
・スーパーボランティア
・そだねー
・ダサかっこいい/U.S.A
・Tik Tok
・なおみ節
・奈良判定
・ひょっこりはん
・ブラックアウト
・ボーっと生きてんじゃねーよ
! ・#MeToo
・もぐもぐタイム

この中から選ばれたトップ10と年間大賞が12月3日に発表されます。