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「たまにゾッと」全英女王・桑木志帆、ギャラリー“撮影OK”ルールに苦笑い「令和だなって(笑)」

THE ANSWER / 2026年10月2日 18時3分

日本女子オープンに出場した桑木志帆【写真:柳田通斉】

■日本女子オープン第2日

 国内女子ゴルフツアーの今季メジャー第3戦・日本女子オープン第2日が2日、兵庫・宝塚GC旧C(6185ヤード、パー70)で開催された。今年8月に全英女子オープンを制し、日本人7人目(8度目)の海外メジャー優勝者になった桑木志帆(大和ハウス工業)は7位から出て、4バーディー、2ボギーの68で2アンダー。通算4アンダーとし、3位に浮上した。強くなってきた風、硬くなってきたグリーンに苦しんだが、適切なジャッジと技術で好プレーを続け、ギャラリーを沸かせ続けた。

 後半の8番パー3。桑木は自身が「8.1メートル」と見たバーディーパットをジャストタッチで決めた。9番パー4のグリーンでは大勢のギャラリーからスマートフォンを向けられる中、パーでフィニッシュした。

 日本ゴルフ協会(JGA)主催の今大会では、海外試合では通常になっている「無音設定でのスマートフォン撮影OK」を採用。選手は被写体になり続けた。だからこそ、プレーをしていない時も気が抜けない。

「たまにゾッとします。もうずっとカメラ向けられてるんで怖いです。普段と雰囲気が違うから、『令和だな、変なことできないな』って。やってないですけど(笑)。でも、より一層気をつけなきゃなって思います」

 それでも、プレー中は冷静に頭を働かせた。11番パー4では、残り109ヤードから第2打をピン2.5メートルにつけてバーディーにした。

「昨日はここでダボだったので、気合が入りました(笑)。セカンドでは強めのアゲンストだったので、風にぶつけるように打ちました」

■全英女子OPで強風経験「これくらいはそよ風」

 この日の午前スタート組は「強めの風」に悩まされていた。晴天が2日続いてグリーンは徐々に硬くなっている。ただ、桑木は全英女子オープンで強風の中でのプレーを経験していたことで、頭の中で「これくらいはそよ風」と繰り返し、平常心を保っていた。

 そして、グリーン上では丁寧に歩測。1歩を1メートル、靴の1足分を30センチと計算するからこそ、取材陣に「10.4メートル」「9.1メートル」「8.1メートル」と言い続けた。

 文字通り、安定感のあるプレーを見せ続けたが、コース上では黄色と黒色でデザインされたウェアで目立ち続けた。ギャラリーからは「かっこいい」「阪神カラーや」の声が上がっていたが、桑木にはありがたい反応だった。

「それは良かったです。やっぱり、目立ってなんぼですから」

 首位で通算8アンダーの阿部未悠とは4打差だが、桑木は残り2日に向けて「明日からツーサムですし、お客さんもいっぱい入ると思うんでワクワクしかありません。どんどんバーディーを獲って盛り上げたいなと思います」と言った。日本人7人目(8度目)の海外メジャー優勝者となって経験した重圧は既に乗り越え、この2日間は「心も体も疲れていない」とも言った。

 取材対応後は食事、練習を済ませて小楠和寿トレーナーととも兵庫県内のジムへと向かった。プロ野球界のレジェンド・イチローさんが今も続けている初動負荷のトレーニングをするためだ。

「これをすることで、スイングの切り替えしの感覚が良くなる効果を得られています。ストレッチ効果もあります」(小楠氏)

 時間も有効に使い、同一年3人目の国内外メジャー制覇を目指すのみだ。(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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