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「幸福度が高く、成果も出せるチーム」は、何が違うのか? ポーラ幸せ研究所が見つけた「7か条」

ニューズウィーク日本版 / 2024年4月18日 17時34分

リーダーは「精神的支柱」でないといけない

──最後に、及川さんがめざしているリーダーシップとは、どのようなものですか。

リーダーは、半人前でいいけれど、みんなの「精神的支柱」でないといけないと思うんですよ。足らないところはメンバーにお願いしていきますが、「私たちはここをめざすんだよ」という北極星をちゃんと示すのがリーダーの役割です。

「及川と一緒にここに行ってみたい」と思ってくれる人を増やしたい。だからもっと人間力を磨いて、みんなが心から一緒に行きたいと思うゴールを掲げていきたいですね。その1つが幸福学の研究であり、企業理念の追求です。社員が全員幸せかというと、まだまだ現状に不満をもつ人もいる。

そこで一番大事なのが対話だと考え、当社の取締役たちと全国各地に飛んで、対話プログラムを進めています。社員全員と毎日対話するのは難しくても、リーダーを通じて聞く仕組みを整えることはできます。対話を重ねて企業理念を追求していくと、必ず業績もついてくると思うんですよね。

及川美紀(おいかわ みき)

株式会社ポーラ 代表取締役社長

ポーラ幸せ研究所 所長

宮城県石巻市出身。東京女子大学卒。1991年株式会社ポーラ化粧品本舗(現株式会社ポーラ)入社。子育てをしながら30代で埼玉エリアマネージャーに。2009年商品企画部長。12年に執行役員、14年に取締役就任。商品企画、マーケティング、営業などバリューチェーンをすべて経験し、20年1月より代表取締役社長(トータルビューティー事業本部長兼務)。誰もが自分の可能性を拓くことができる社会をミッションに、パーパス経営・ダイバーシティ経営を牽引している。

◇ ◇ ◇

flier編集部

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